ランドローバー・ディスカバリーのSVO版、SVXを計画
公開 : 2015.05.28 22:40 更新 : 2017.06.01 02:09
ランドローバーは来年登場が予定されている第5世代のディスカバリーに、SVO(スペシャル・ビークル・オペレーションズ)が手がけるオフロード能力を高めたスペシャル・モデルを、その発売から12〜18ヶ月後に追加する予定だ。
現在までSVOプロジェクトは、ジャガーF-タイプ・プロジェクト7や、E-タイプ・レクリエーションズ、ポール・スミス・デザインのランドローバー・ディフェンダー、そしてレンジローバー・スポーツSVRなどを生み出してきた。
SVOは、JLRの中にあって、よりラグジュアリーなモデルや、よりパフォーマンスの高いモデルを製作するポテンシャルがあり、それを次のディスカバリーに活かしていこうというものなのだ。実際、SVOの責任者、ジョン・エドワーズは、ある特定のモデルを指すことはしなかったが、ハードコアな4×4モデルに対する需要があるということを認めている。
「よりオフロードでの能力の高いモデルを求めるマーケットは確実にある。」として、「アメリカには広い豪雪地帯があり、中東は言うまでもなく砂漠が広がり、オーストラリアや南アフリカにはゴツゴツとした大地がある。そこを走るためには、よりオフロード能力の高いクルマが必要とされる。確かにその市場にはドイツの強力なライバルがいるが、その市場でのシェアを広げていくつもりだ。」と語っている。
情報筋は、SVOがディスカバリーのスペシャル・モデルを計画しているといい、究極のオフロード能力をこれに与えることとなるとしている。また、昨年発表したバーチャル・ウインドスクリーンのような新しいテクノロジーについても、このSVOモデルに投入する予定があるという。