アストン マーティン、ハイブリッド・モデルを模索中
公開 : 2015.06.02 22:40 更新 : 2017.06.01 02:09
アストン マーティンのアンディ・パーマーは、少なくとも6つ、あるいは7つのモデルをハイブリッド化することが可能だと考えている。
先月の初め行なわれたニュルブルクリンク24時間レースの席上で、パーマーがAUTOCARに話したことによれば、800psのバルカンからクロスオーバー・モデルであるDBXまで、そのラインナップにハイブリッド・ユニットを搭載する可能性を否定しなかった。
「将来的には、V12、V8、そしてハイブリッドというエンジン・ラインナップになるだろう。時が進むにつれ、ハイブリッド化への必然性は高くなり、それにともないダウンサイジング化も求められるだろう。パワー、美しさ、そして魂の3つを兼ね備えた1000psを超えるユニットを搭載するラピードが出る可能性もあるし、それがガソリン・エンジンでなければならないという理由は何もない。」と語っている。
もちろん差し迫ってハイブリッド・ユニット搭載の計画はないが、年間7,000台という規模にアストン マーティンが留まっているつもりはないという。
「アストン マーティンはこれまで7回も倒産の憂き目にあっている。それでも解決策を見つけられずにいた。しかし、現在計画しているDBXとラゴンダは、それを解決するひとつの策だ。また、ダイムラーがわれわれの株式の5%を所有するということは、われわれがダイムラーのために働くことでもあり、ダイムラーがわれわれのために働くことでもある。」
アストン マーティンの新しい時代を告げるモデルは、DB9の後継者、DB11であり、現在ニュルブルクリンクでテストが盛んに行なわれている最中である。