スズキ、新型アルト・ラパンを発売

2015.06.03

スズキは、軽乗用車アルト・ラパンを全面改良し、6月3日より発売する。

アルト・ラパンは、ライフスタイルを豊かにする “身近な雑貨や家具のような愛着のもてる道具” という発想から2002年1月に誕生して以来、若い女性ユーザーを中心に独自のポジションを築いてきた軽乗用車だ。

3代目となる新型アルト・ラパンは、女性がクルマに求めるものの調査/分析を行い、企画から開発、デザイン、機能/装備、アクセサリーの設定に至るまで女性視点をふんだんに盛り込んでいる。

デザイン・モチーフは ‘ぬくもりを感じるこだわりのデザイン’。従来のラパンらしい箱型のエクステリアに、丸みを加えたスズキのいうところの ‘まる しかくい’ フォルムを実現している。

ヘッドライトは指輪を、ホイール・キャップは花をイメージしているのもアルト・ラパンの特徴であり、ボディ・カラーは2トーンが4展開、単色カラーが8色の展開となる。

インテリアはソファやテーブルといったモチーフを取り入れ、自分の部屋のような空間を演出している。自分らしい1台を楽しんで選び、愛着をもてるような車体色と内装色の組み合わせを豊富に設定しているのも特徴だ

競合車種であるダイハツ・ミラ・ココアは女性を中心に幅広いカスタマーを対象しているのに対し、アルト・ラパンは女性に特化したコンセプトを打ち立てているというのが、代表取締役副社長である本田治氏の意見だ。

さらに本田氏は「説明を必要としない色選びや室内設計を行うことで、いかに女性に振り向いてもらうかを大事にした」とコメントしている。

ナノイー搭載のフル・オート・エアコン(Xグレード)、プレミアムUV&IRカットグラス(L、S、Xグレード)の採用をはじめ、運転をサポートするメーター音声案内機能(S、X)や全方位モニターの設定も女性の使用を視野にいれた結果の判断とのこと。

プラットフォームは新型となっており、パワートレインの高効率化と相まって120kgの大幅な軽量化と35.6km/ℓ(先代は26.0km/ℓ)の公表燃費を実現。全車にレーダー・ブレーキ・サポートをはじめとする安全技術を標準装備するなど、基本的な性能も向上している。

また店舗設計にも今後は力を入れていくとのことで、口紅が目立たないような赤いストローの用意、ブランケットの用意、空調管理、言葉遣いなどにも配慮していくのだそうだ。

Gグレードのうち5速AGSを搭載する2WDのモデルは1,077,840円。4WDは1,188,000円。LグレードのうちCVTを搭載する2WDのモデルは1,202,040円。4WDは1,312,200円。SグレードのうちCVTを搭載する2WDのモデルは1,285,200円。4WDは1,387,800円。XグレードのうちCVTを搭載する2WDのモデルは1,389,960円。4WDのモデルは1,492,560円となる。


▶ 徹底解説 / スズキ・アルト・ラパン

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