text & photo:高桑秀典 (Hidenori Takakuwa)
今回で第13回目となったDino Meetingは、愛車仲間との良好な関係を通じ、ディーノという素晴らしきフェラーリを一台でも多く後世に遺すことを主な目的とした全国規模のイベントだ。
東海地区を舞台として2007年11月に初回が行われ、それ以降は、関東、関西、東海地区をバランスよく巡るかたちで継続的に実施されてきた。当初から風光明媚なロケーションの中でのツーリング、美味しい食事、そして、何よりも気が置けない仲間たちとの会話を楽しむことを基本としてきたが、Dino Meeting 2015も同様のコンセプトが要点だった。
全国各地から愛車を駆って参加したディーノ・オーナーたちは、初日にまずランチ会場となった車山高原スカイパークホテル付近のパーキングに集結し、ひとしきりクルマ談議を楽しんだ後にホテルへ移動。車山高原スカイパークホテル内のレストランにて、ランチ(鯛のブレゼやローストビーフなど)を堪能後、車山高原を起点とし三峰大展望台〜女神湖〜リゾートホテル蓼科というルートにてビーナスラインを走破するツーリングを楽しんだ。
Dino Meetingは、ディーノ・オーナーらを中心的な会員とした「DINO CLUB OF JAPAN」が発足した2011年7月以降、同クラブが主催するイベントとなった。そのため、このところミーティング時にクラブ総会を行うのが常となっており、今回もツーリングのゴール地点であり、宿泊先となったリゾートホテル蓼科内の会議室にて、懇親会の前に第5回DINO CLUB定期総会が実施された。
夜の懇親会では、各自が持ち寄ったディーノおよびフェラーリ関連の秘蔵の品々を出品、落札するディーノ・オークションが行われ、参加者たちは懇親会/オークション後の2次会なども楽しみつつ、一日目の夜を思い思いのスタイルで過ごした。
2日目は、チェックアウト後にディーノをリゾートホテル蓼科に併設された彫刻公園に並べ、記念撮影、フォトコンテスト、ビンゴ大会を主体としたDino Meeting 2015を満喫。この日のランチ会場はリゾートホテル蓼科の最上階にあるレストランで、コーススタイルのランチ(帆立貝柱のグリエやメダイのポワレなど)を堪能しながら、眼下の芝生の上にキレイに整列したディーノの美しさも楽しんだ。ランチ後にフォトコンテストの審査結果が発表され、ミーティングは15時に閉会となった。ディーノのエンジンを始動した参加者たちは、それぞれの方向に散るかたちで帰路についた。
Dino Meetingは、イベント全体の雰囲気だけでなく、クラブそのものもアットホームなので、これから入会したいと思ったディーノ・オーナーは是非ともDINO CLUB OF JAPAN(E-mail:[email protected])に連絡してみてほしい。今回も初参加のオーナーが複数いたので、DINO CLUB OF JAPANおよびDino Meetingは今後も新しいメンバーを迎え入れながらスーパーカー・クラブとしての質を高め、イベントの内容を充実させていくだろう。
DINO CLUB OF JAPANによる次なるビッグイベントは、来たる10月25日に開催される予定の「Dino Classic Weekend 2015(代官山T-SITE)」だ。参加を希望するディーノ・オーナーは、この機会にクラブに入会してみるといいかもしれない。
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初日の集合ポイントはランチ会場となった車山高原スカイパークホテル付近のパーキングだった。
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ランチ会場となった車山高原スカイパークホテルの駐車スペースはディーノで埋めつくされた。
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美味しいランチを堪能した後、参加者たちはディーノに乗り込み、ツーリングへと出発した。
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ツーリングは関東組と関西組に分かれて出発。まず初めに関東組がスタートし、隊列を組んで走行。
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関東組は黄色と赤色のディーノが大半となったが、関西組では、白、黒、青の個体も確認できた。
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三峰大展望台がツーリングの最初の目的地で、ここで小休止した後の再びビーナスラインを走破。
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蓼科高原、白樺湖、車山高原といった観光地を結んでいるビーナスラインは、全線が風光明媚だ。
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ツーリングの第2の目的地は女神湖で、ここでディーノが一列に並んだ。全員での記念写真も撮影。
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宿泊先となったリゾートホテル蓼科では、セキュリティ体制が万全な地下駐車場にディーノを保管。
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夜の懇親会の前に、リゾートホテル蓼科内の会議室にて第5回DINO CLUB定期総会が実施された。
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クルマ談議と美味しい食事を堪能できた懇親会では、ディーノにまつわるオリジナルビデオを上映。
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Dino Meetingは2日目から参加することも可能なので、31日に合流したオーナーは蓼科に直接来た。
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リゾートホテル蓼科に併設された彫刻公園では、特例で遊歩道を通行させてもらってディーノを移動。
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彫刻公園は美しい芝生の庭園内に彫刻作品が並んでいる清々しい空間だ。蓼科湖側にも入口がある。
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会場内をひと回りするだけで、各車のディテールの違いを確認できる点もDino Meetingの特徴だ。
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八ヶ岳の自然林に囲まれた彫刻公園はディーノの美しさを引きたてる素晴らしいロケーション。
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木製のフェラーリを自作していることで知られるモデラーの山田健二氏が芝生の上に作品を展示。
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フォトコンテストではモデラーの山田氏がその確かな審美眼を遺憾なく発揮し、見事1位に輝いた。
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ビンゴ大会も恒例となっている催しのひとつ。各アイテムは参加者がディーノで運んできたもの。
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驚くほどコンディションがいいディーノ208GT4も参加し、蓼科でのミーティングを盛り上げた。
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1968年ディーノ206GT/岡山県
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1968年ディーノ206GT/東京都
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1968年ディーノ206GT/静岡県
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1968年ディーノ206GT/大阪府
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1969年ディーノ206GT/千葉県
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1969年ディーノ206GT/東京都
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1970年ディーノ246GT ティーポM/京都府
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1971年ディーノ246GT ティーポM/東京都
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1971年ディーノ246GT ティーポM/大阪府
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1971年ディーノ246GT ティーポE/愛知県
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1971年ディーノ246GT ティーポE/東京都
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1971年ディーノ246GT ティーポE/栃木県
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1972年ディーノ246GT ティーポE/京都府
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1972年ディーノ246GT ティーポE/千葉県
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1972年ディーノ246GT ティーポE/大分県
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1972年ディーノ246GTS/東京都
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1972年ディーノ246GT ティーポE/大阪府
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1973年ディーノ246GT ティーポE/東京都
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1973年ディーノ246GT ティーポE RHD/大阪府
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1973年ディーノ246GT ティーポE/群馬県
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1973年ディーノ246GT ティーポE/東京都
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1973年ディーノ246GT ティーポE/滋賀県
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1973年ディーノ246GTS/長野県
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1973年ディーノ246GTS/神奈川県
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1973年ディーノ246GTS/兵庫県