F1グランプリ第7戦 カナダGP ーー ボッタス今季初表彰台

公開 : 2015.06.08 22:50  更新 : 2017.06.01 02:09

今年のF1グランプリは、これまではメルセデスとフェラーリのドライバーで表彰台が占められていた。第7戦にして、はじめてこの2つのチーム以外のドライバーが表彰台に上った。また、フェラーリの開幕以来連続表彰台がついに途切れてしまったことになる。

今年のモントリオールは、ある意味非常に順当で大人しいレースだった。クラッシュなどの原因でセーフティカーが入ることも多いジル・ヴィルヌーブ・サーキットだが、今回のレースは、終盤になって各ドライバーが燃費の調整に苦しむ場面が見られるほどに、レースが中断やペースダウンすることなく終わった。

予選でトップのハミルトン、2番手のロズベルグというメルセデス・コンビが一度もその順位を変えることなくフィニッシュ・ラインを迎えた。予選3番手のフェラーリのライコネンは、レース中盤までそのポジションをキープしていたが、27周目のヘアピンで単独スピン。これで、4番手を走っていたウイリアムズのボッタスにパスされてしまう。結局、最後まで失った3番手のポジションを回復することはできず、3番手にはボッタスが入り、ライコネンは4番手に終わった。

5番手には、予選で予想外のQ1ノックアウトだったベッテルが周を重ねる毎に順位を上げ、このポジションでフィニッシュした。6番手にはボッタスの同僚、マッサが入り、上位6位は、メルセデス、ウイリアムズ、フェラーリという3チームによって占められた。

以下、予選では好調だったロータス勢のひとり、マルドナード、フォース・インディアのヒュルケンベルグ、レッドブルのクビアト、そしてロータスのグロージャンという順位だった。

マクラーレンホンダの2人は、共にマシン・トラブルでリタイアに終わった。

F1グランプリは、再び戦いの地をヨーロッパに移す。次戦は6月21日決勝のオーストリアGPだ。


第7戦 カナダGP結果

1 L.ハミルトン メルセデス-AMG
2 N.ロズベルグ メルセデス-AMG
3 V.ボッタス ウイリアムズ
4 K.ライコネン フェラーリ
5 S.ベッテル フェラーリ
6 F.マッサ ウイリアムズ
7 P.マルドナード ロータス
8 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア
9 D.クビアト レッドブル
10 R.グロージャン ロータス

ポイント・ランキング

1 L.ハミルトン 151
2 N.ロズベルグ 134
5 S.ベッテル 108
4 K.ライコネン 72
3 V.ボッタス 57
6 F.マッサ 47

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