ポルシェのミニSUVのネーミングはマカン

公開 : 2012.02.17 11:42  更新 : 2017.06.01 00:54

レンジローバー・イヴォークのライバルとなるポルシェの小型SUVは、ポルシェ・マカン(Macan)とネーミングされ、2013年にデビューすることとなった。最初、シュツットガルトの会社がケイジャンと名付けたモデルだ。ポルシェによると、マカンはインドネシア語でトラを意味するものらしい。

イヴォークを追撃するマカンは来年発売されるが、そのベースはアウディQ5SUVだ。

マカンは5ドアのみならず、Autocarの推測によれば3ドア・クーペ・バージョンも用意されるはずだ。マカン5ドアのデザインは911のデザインに強く影響を受ける。デザインの要素は、その高い車高を含め959ラリーからのものが多く取り入れられるようだ。また、3ドアと5ドアのデザインは大きく異なると思われる。

インテリア・デザインはQ5とは大きく異なり差別化が図られるようだ。インストルメント・パネル、温度コントロール、補助スイッチなどは2012年のボクスターと共用されるものが多くなる。

マカンに搭載されるエンジンは、アウディの4気筒と6気筒のガソリンおよびディーゼル・エンジンをポルシェが独自のチューンを補d越したもの。駆動方式は、オプションでアウディのRWDベースのパーマネント4WDシステムが選べることとなる。

Autocarは2006年前半に、ポルシェにコンパクトSUVの計画があることを暴露した。フルサイズのモックアップが2005年後半には造られていたことを内部の情報筋から入手している。そして、2006年2月のジュネーブ・モーターショーで、ポルシェの上級役員から、3ドアのSUVを考慮中だということも確認している。

ポルシェのエンジニアは、Q5のためにボディ・エンジニアを完成させていた。自分たちメーカーの名を冠したモデルを作成することはオプションの権利として保有していたが、そのプロジェクトはお蔵入りになったようにみえた。それが何故かはわからない。しかし、イヴォークの出現が、心を動かしたのだろう。

マカンはポルシェの5本目の柱であり、2018年にトータルで150,000台を販売するというポルシェの戦略にはなくてはならない存在だ。このマカンは2013年にサクソニーのライプツィヒのポルシェの工場で生産が開始される。工場は、現在、ボディ・アッセンブルとペイント部門を含むマカンのための生産ラインを拡大中だ。それは、480億円の投資であり、ポルシェの社史の中でも大きなプロジェクトである。また、中期的には、それによって1000人以上の雇用ももたらすという。

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