マセラティ・ギブリ・ディーゼル
公開 : 2015.06.11 23:40 更新 : 2017.05.29 19:12
ディーゼルを載せたマセラティ。各所の洗練性とハンドリングの向上とともに、最新版がデビューした。
■どんなクルマ?
マセラティの ‘小さいほうの’ 4ドア・サルーンが2016年モデルとしてのリフレッシュを受けた。
主な技術的な変更点はV6ディーゼル・エンジンにある。尿素ベースの水溶液、アドブルーを使用することによって、ディーゼルから排出される窒素酸化物が削減されたのだ。
アドブルー用の小さなタンクは、既存のフューエル・タンクの下に設置され、このおかげでユーロ6エミッションにも対応可能となった。
マセラティはあまり強調はしていないが、新しいサウンド・プルーフ・パッケージも追加された。車重を増やすことなく、車内の静粛性を高められるのが特長だ。
ドア用ラッチも新しいものに変わったうえで、密閉性も向上している。フレームレス・ドアをもつギブリにとって、窓周辺のシーリングはとても重要であり、結果的にドアを閉じた際の音も、落ち着いたものとなっている。
マセラティは、もっとも感動できる変更点として、ギブリとクアトロポルテの両方にシルクの内装材を追加したことを挙げている。
イタリアのファブリック・マニュファクチャラーであり、ファッション・ブランドでもあるゼニアと協力して開発したとのことで、実用品として日々の使用にも耐えうる仕立てになっているのだという。