ミニ・スーパーレジェッラ、生産化を模索中
公開 : 2015.06.12 22:50 更新 : 2017.06.01 02:09
高い評価を受けたミニ・スーパーレジェッラ・コンセプトは、今もなお、生産化することを模索中だという。このコンセプト・モデルは、昨年5月のヴィラ・デステ・コンクール・デレガンスで発表されたもので、このクルマに関してBMWの取締役であり、ミニの包括的な責任者であるピーター・シュワルツェンバウアーは、AUTOCARに以下の様に話した。
「ミニに関わる者全員が、このスーパーレジェッラを気に入っている。その生産について諦めたわけでもないし、今もその準備を行っている。もちろん、その決定にまでは通過しなくてはならない幾つかのポイントがある。例えば、財政的な面もそのひとつ。それをまだクリアしたわけではないが、解決策を見出したいと思っている。」
また、シュワルツェンバウアーは、このモデルが現行のクーペやロードスターの代用ではないという。
「クーペやロードスターの代わりとして考えているわけではない。スーパーレジェッラはシリアスなスポーツカーだ。ミニ・ブランドのこういったモデルがどれだけ受け入れられるかを見るために、このコンセプト・モデルを送り出したわけだ。そして、その結果は驚くものだった。」
例え、このスーパレジェッラが生産に至らなかったとしても、そこには将来のミニに重要な影響を及ぼすパートが多く使われている。
「例えば、インテリアもそのひとつだ。1959年の初期のミニのダッシュボードを見て欲しい。シンプルで何一つないといっても過言ではないようなものだった。」
このスーパーレジェッラが製作されるとすれば、現行の3代目ミニにとっては5つめのボディとなる。そして、それと同時にペースマンは廃止されることになろう。
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