トヨタ自動車、新型2.8ℓ直噴ターボディーゼルエンジンを開発
2015.06.19
トヨタは、2.8ℓ直噴ターボ・ディーゼル・エンジン、1GD-FTVを新開発した。この1GD-FTV型は、世界初のTSWINを取り入れた高断熱ディーゼル燃焼の採用などによって、世界でもトップ・レベルの最大熱効率44%を達成したエンジン。従来型のKDエンジンと比べ燃費を最大で15%向上させるとともに、ダウンサイズしながら最大トルクは25%、低速トルクは11%向上している。また、トヨタ初となる尿素SCRシステムの採用などにより、ユーロ6および平成22年(ポスト新長期)排出ガス規制などに対応している。
日本国内仕様の1GD-FTV型のスペックは、排気量2754cc、圧縮比は15.6:1で、最高出力は177ps/3400rpm、最大トルクは45.9kg-m/1600-2400rpmというスペック。トルクは1200prm時でも37.7kg-mほどあるという。
まだ、そのモデルに搭載されるかはアナウンスされていないが、2016年末までに年間70万基規模を生産、約90の国・地域に展開するとしており、現在の主力ディーゼル・エンジンを短期間で刷新することになるという。