アルピナB5エディション50
公開 : 2015.07.02 23:50 更新 : 2017.05.29 18:24
シル・プレートには ‘50’ と書かれたデザインがあしらわれており、ダッシュボードの ‘B. Bovensiepen’ と書かれたサインもこのクルマの特徴。ブルカルト・ボーフェンジーペン社長本人のものである。
1980年代初期のB7 Sターボ・クーペを思い起こさせるラヴァリナ・レザー・シートも選ぶことが可能だ。
すべてのアルピナ・モデル同様、エディション50もBMWの生産ラインで組み立てられる。BMWの公式な保証が受けられる点もおなじだ。
英国では539psを発揮する標準モデルの販売を終えることが決定済みのため、エディション50が現行型の最後のアルピナと見ることもできる。
■どんな感じ?
不健全な速さ。標準モデルに乗った際もパワーとトルクに満足できたが、エディション50の速さは次元が違う。
ピーク・トルクが訪れるのは3500rpmとやや高めであるが、既に2000rpmから仰け反るようなダッシュを披露してくれる。
穏やかにアクセルを踏んでやらなければ、あっという間にリミッターまで到達してしまうだろう。
完全にドライバーの意図を把握しているとまでは言いがたいが、ギアは素早くなめらかに切り替わるのも加点ポイントである。