BMW 2シリーズ・アクティブ・ツアラーeDrive

公開 : 2015.07.02 23:30  更新 : 2021.01.30 21:17

BMW2シリーズ・アクティブ・ツアラーのプラグイン・ハイブリッド版が最終のテスト段階に入ったようだ。早速テストする。

■どんなクルマ?

このページのテスト車両は、プラグイン・ハイブリッド版の2シリーズ・アクティブ・ツアラー。

正式にはプリ・プロダクション版だが、ショールームに並べられるものとほとんど一緒だと捉えていただいて構わない。発売日に関してBMWは硬く口を閉ざしているが、おそらくは2014年の春頃になるはずだ。

皆がBMWに求める明晰さとエレガンスはこのクルマにも当てはまり、とてもレスポンスの速い4WDシステムに加えて、電気のみで37km航続できるという点も魅力だ。

構造としては2WDの2シリーズが使用するレイアウトをそのまま引き継いでおり、1.5ℓの3気筒ガソリン・ターボが6速ATを介して前輪を回す。

トランスミッションにスターター/ジェネレーターが組み合わされる点が違うだけだ。

このおかげで搭載するバッテリーを満充電まで回復させることが可能だし、エンジンのオン/オフの切替もこちらが気づかないほどスムーズにできる。さらに20psと1.5kg-m分のブースターとしても機能する。

高圧のケーブルを介してジェネレーターがチャージするのは後部に搭載されるコンパクトなリチウム・イオン・バッテリーである。ガソリン・タンクが収まる後席下に設置され、容量は7.7kWhとなっている。

バッテリーがおさまることによりガソリン・タンクは36ℓへの縮小。スチール製を採用し、与圧するのは、仮にバッテリーだけで長い距離を走ってもガソリンの質が変わらないようにするためなのだそうだ。

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