メルセデス・ベンツCLA180シューティング・ブレーク・スポーツ
公開 : 2015.07.06 23:50 更新 : 2017.05.13 12:50
■どんなクルマ?
モジュラーという言葉は自動車の世界でポピュラーになる前に広まって、陳腐化してしまった珍しい言葉だ。今どき、ひとつのプラットフォームを作ったら、2ケタぐらいの派生モデルで展開しないことにはモトが取れないのは常識。そこでモジュラーデザインという考え方が出てくる。予め派生モデルへの転用が利くように設計し、数少ないパーツ、コンポーネンツで多くの派生モデルを完成させられるように仕込んでおくのである。
今回デビューしたメルセデス・ベンツCLAシューティング・ブレークは、もちろん3代目AクラスことW176の流れをくむ派生モデルであり、その名の通り4ドアクーペであるCLAのステーションワゴン版という成り立ちを持つ。これは上級モデルのCLSとCLSのシューティング・ブレークに倣ったもので、プレミアム感の高いモデルとなっている。
リアエンドがキュッとすぼまったことで、リア荷室の容量が犠牲になっていると思われることを考慮したのか、今回メルセデスは積極的にラゲッジスペースの容量(495ℓ)がセグメント・トップレベルであることをアピールしている。
CLAシューティング・ブレークの第1弾として今回発売されたモデルは1.6ℓ直4ターボ・エンジンを搭載するCLA180シューティング・ブレークと同スポーツ、そして2ℓ直4ターボのCLA250シューティング・ブレーク(受注生産)と、AMGが開発に関与したCLA250シュポルト4マティック・シューティング・ブレークの4モデルとなる。駆動方式はトップモデルの4マティックのみが4駆となる。