ジャガーF-タイプSVRがニュルブルクリンクでテスト
公開 : 2015.07.08 22:50 更新 : 2017.06.01 02:09
今年後半の発売を予定しているジャガーF-タイプSVRのプロトタイプがニュルブルクリンク・サーキットでテストされている姿を初めてキャッチした。このAWDのF-タイプSVRは、F-タイプのフラッグシップ・モデルとなる存在だ。
そのパワー・ユニットは、F-タイプRのスーパーチャージャー付きの5.0ℓV8をベースに、更なるチューニングが施される模様。ジャガー・ランドローバーSVOディビジョンの手によって600ps程度にあげられたとも伝えられている。しかし、AUTOCARの予想では、最終的にはF-タイプ。プロジェクト7と同様の575psになるだろうと思われる。600psという数字は、ひょっとすれば将来登場する更なるホット・バージョンのためにとっておくような気がするのだ。
F-タイプSVRは、550psのF-タイプR AWDクーペがベースだ。エクストラ・パワーと、1730kgのF-タイプRよりも軽いボディ重量によって、0-96km/h加速はF-タイプRの3.9秒から3.5秒に短縮されることになるだろう。トランスミッションは、F-タイプRと同様の8速オートマティックだ。
まだ深いカモフラージュがされているが、プロジェクト7にインスピレーションされたよりエアロダイナミクスに優れたボディは、追加された冷却口とリップ・スポイラーを備えた新しいフロント・エンド・デザインと、固定式のリア・ウイング、そして大きなリア・ディフューザーを持つ。
ブレーキは20インチのカーボン・セラミック・ブレーキが奢られる。
シャシーはよりドライバー・フォーカスにセッティングし直され、エグゾーストも軽量化のために新たに設計されたものに変更される。
F-タイプSVRは、11月のロサンゼルス・モーターショーで公開され、今年中に販売が行われる予定だ。価格は£100,000(1,890万円)と予想される。