ディバインDSコンセプト
公開 : 2015.07.08 23:50 更新 : 2017.05.29 18:02
このグリルを設計するにあたり、ヒントとなったのは中国のマーケットなのだという。もちろん製品版ではもう少し落ち着いた意匠になるが、DSにとって重要なメーカーだけに、その大部分が受け継がれるのだそうだ。
インテリアもまた、外観同様にとても興味深い。‘パリジェンヌ・シック’ と呼ばれるこの意匠は、ドイツ勢と差をつけるためにとても大事な要素なのである。ドア内張りの刺繍やブリーツ付きのシルク/レザーは、見ているだけで高揚感をもたらしてくれる。
現時点では、メイルとファタール・パンクと呼ばれる2種類の内装が披露されており、前者はカーボンファイバーを多用、後者はキルト模様の装飾やジュエリーを散りばめたレザー内装が特徴である。
ダッシュボードは最新のDS5のそれを大幅に彫刻的にした印象。もちろんこれもコンセプトであるゆえ、見た目を重視した意匠ではあるが、今後のDSデザインがどのような方向に向かうかを指し示しているのは確かだ。
既に動的質感は高く、素材の選び方には舌を巻く。ルーフの大部分をガラスにすることによって、サイズからは想像できないほどの開放感があり、また、高級感をもたらしている。
約50km/h以下の走行しか許されなかったものの、走りに関する印象も述べておく。