エレメンタルRP1
公開 : 2015.07.10 23:50 更新 : 2017.05.29 18:30
英国のスポーツカーに特化したスタートアップ企業であるエレメンタルは、軽量のサーキット走行を主体としたRP1ロードスターを公開した。早速テストといこう。
■どんなクルマ?
毎年英国では、小さなスポーツカー・メーカーが魅力的なプロダクトを生み出している。特に珍しいことではない。
RP1のテクニカルな部分は他のライトウエイト・スポーツカーとほとんど同じである。
タブはカーボンファイバー製。前後のサブフレームはスチール製。フロントは冷却システムとサスペンションをサポートする。サスはダブルウィッシュボーン、スプリングとダンパー・ユニットはインボード・タイプとなる。
2座がおさまるキャビン後方にはパワートレインとリア・サスペンションが鎮座し、こちらもダブルウィッシュボーンではあるがインボード・タイプではない。
と、ここまでは他のスタートアップ企業が生みだす軽量スポーツカーの定義と似通う部分が多いが、エレメンタルRP1ならではの部分もある。
ひとつはアリエル・アトムやKTM X-Bow、ゼノスE10が2.0ℓのフォード製エコブースト・ユニットを横置きとするのに対して、エレメンタルは縦置きを選んだ点だ。
その後方に6速のヒューランド製ギアボックスをマウントし、後輪を駆動する仕組みだ。BACモノというモデルと似た方式であるが、あちらはシングル・シーターである。