アルファ・ロメオの小型SUVが始動
公開 : 2015.07.10 22:40 更新 : 2017.06.01 02:09
アルファ・ロメオの小型SUVのテストがイタリアの路上でスタートした。
先月、ジュリアの発表会場で、フィアット・クライスラーのCEO、セルジオ・マルキオーネは、アルファ・ブランドとして7つのニュー・モデルをリリースすることを確認し、その中には2台の “ユーティリティ・ビークル” が含まれているとコメントした。この2台は、2016年から2018年の間にリリースされると見られ、BMW X3サイズと、BMW X5サイズのクルマになるという。
BMW X5サイズのより大きなSUVは、デビューが噂されているマセラティ・レヴァンテがベースだ。しかし、インテリア、エクステリアのデザインはアルファ・ロメオ独自のものとなる。
一方、小型のSUVは、フィアットとジープのミッドサイズと同じベース・ストラクチャーを使ったモデルであるが、エンジンはアルファ・ロメオのオリジナル・ユニットを搭載することとなる。
この小型SUVの一般公道でのテストが、フィアット500Lのボディを被せたモデルで開始されたのである。そのリア・オーバーハングが長いのは、アルファ・ロメオのエグゾースト・システムを収めるために必要だったと考えられている。
小型SUVのクアドリフォリオ・バージョンには、4Cで使用されている1750 TBiユニットが使われるものと考えらえる。このエンジンは、238psのパワーと、34.6kg-mのトルクを持つものだ。また、マルチエア・シリンダー・ヘッドには改良が加えられ、燃費も現行のユニットよりも改善がされているという。
なお、この小型SUVは、恐らく2017年よりも前に登場することはないだろう。