日産e-NV200

公開 : 2015.07.10 23:40  更新 : 2017.05.29 19:27

世界初の電気MPVといわれる、5/7シーターを試す。その名も日産e-NV200である。

■どんなクルマ?

タクシーとしての使用を主な目的とした、EVがこのページの主役。e-NV200と呼ばれるこのクルマは、5シーターと7シーターの両方が用意されるようだ。

EVの7人乗りを市場に投入する理由として、プライベート・ハイヤーとシャトル・バスとのあいだのギャップを埋めることが挙げられている。

また大人数の家族向けの使用も見込まれているという。

基本パワートレインはリーフのものと共通。電気モーターは109psと25.9kg-mを発揮する。24kWhのバッテリーもリーフと共通となる。

車重は、1517-1564kg(スペックによる)とさほど重くはないが、リーフに比べると前面投影面積が大きいため高速巡航時の空気抵抗も増してしまう。よって公表される航続可能距離は171kmに留まる。

リーフより優る点は、e-NV200の収容能力だ。3列目のシートはもちろんのこと、2列目のシートもホールドできる。2、3列目のシートを折りたたむと、フルサイズの自転車を前輪を取り外すことなく飲み込めるのだそうだ。

トリム・レベルはアセンタとテクナの2種から、充電オプションはスタンダード/ラピッド/ラピッド・プラスの3種から選択可能。どのパターンにも、5座/7座のいずれかを組み合わせられる。エヴァリアとよばれる、トップ・グレードも用意されている。

スタンダードのモデルに要する充電時間は、家庭用の3ピン・ソケットを介して7時間。ラピッドは50kWのDCチャージング・ポイントを介して3時間。ラピッドは6.6kWのオンボードのAC電源から高速充電可能だ。

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