ルノー・メガーヌ・ハッチバック・ゼン

公開 : 2015.07.13 23:30  更新 : 2022.12.12 21:29

■どんなクルマ?

ルノーのミドル・レンジ、メガーヌの日本向けはスポーティさを強調する仕様のみだった。そこに、とりあえずハッチバックにだけ新たに加わった、禅的境地のフツウの足回りのモデル。

“しなやかなサスペンションによる快適な乗り心地と、充実の装備と価格のベストバランスが特徴のグレード” とプレス・リリースでは表現されている。

ダンパーとスプリングを専用チューニングとされていた ‘GTライン’ のハッチバックはカタログから落とされた(エステートには残っている)。

‘GTライン’ と較べると、1.2ℓ直4直噴ターボ+6速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)のパワートレインはそのまま引き継ぎながら、足回りを17インチから16インチへとサイズ・ダウンしている。

それでもって、2,490,000円という車両価格は、かつての ‘GTライン’ 比26,9000円の値下げだ。この円安の時代にいかにも戦略価格である。

外観の違いは ‘GT line’ の文字があるかなきかで、LEDのポジション・ライトも、バックソナーも付いている。内装は光り物の使用を抑えて一面真っ黒けだけれど、これぞ明鏡止水、ゼン的境地だ。南無阿弥陀仏。あ、違う? すいません、よく知らないのである。

記事に関わった人々

  • 今尾直樹

    Naoki Imao

    1960年岐阜県生まれ。幼少時、ウチにあったダイハツ・ミゼットのキャビンの真ん中、エンジンの上に跨って乗るのが好きだった。通った小学校の校長室には織田信長の肖像画が飾ってあった。信長はカッコいいと思った。小学5年生の秋の社会見学でトヨタの工場に行って、トヨタ車がいっぱい載っている下敷きをもらってうれしかった。工場のなかはガッチャンガッチャン、騒音と金属の匂いに満ちていて、自動車絶望工場だとは思わなかったけれど、たいへんだなぁ、とは思った。

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