アウディR8
公開 : 2015.07.13 23:40 更新 : 2017.05.29 18:14
いよいよ2代目となったアウディのスーパーカー。初代の ‘マジック’ は健在なのか? 早速試してみる。
■どんなクルマ?
アウディは初代R8でもって、世界でも戦えうるスポーツカーを作れることを証明した。今回のお相手は、その2代目である。
初代が姿を現したのは2007年。4WDとアルミニウム・ストラクチャー、極楽の世界へと回りゆくV8エンジンを携えての鮮烈なデビューだった。
当時はRS4でさえ感激モノだったのだが、一方のR8は ‘革命的’ という言葉がぴったりだった。その後V10が加わった。こちらもお見事だった。
アルミニウム・モノコックを採用したのは2代目も同じ。ただ、主要部分にはCFRPを使用しており、剛性は40%増加し、重量は15%軽くなっている。V8は廃止。V10一本に絞った。V8のハンドリングの方が、V10よりもわずかに優れていたことを思い出すと、ちと悲しい。
V10の排気量は5.2ℓと先代と同じ。ただしパワー増強が施されており、標準が539ps、V10プラスが609psとなる。最高速度は330km/h、0-100km/hタイムは3.2秒。アウディ史上最速の市販車である。やれやれ。