メルセデス・ベンツGLC 250d

公開 : 2015.07.15 23:50  更新 : 2017.05.13 12:50

左ハンドルを主とするヨーロッパのマーケットでは、上記の他にGLC250と呼ばれる2.0ℓ 4気筒ガソリン・ターボを搭載するモデルが存在する。こちらは211psと35.7kg-mを発揮する。

また、このほかにもGLC350eとよばれる電気ガソリン・プラグイン・ハイブリッドの2015年末の販売も計画中なのだそうだ(右ハンドルはない)。GLC350eは211psと35.7kg-mを発揮する2.0ℓ 4気筒ガソリン・ターボを基本とし、ギアボックス前部に116psと34.7kg-mを発揮する電気モーターを組み合わせる。合計出力は320psと57.1kg-mに及ぶのだそうだ。

少なくとも販売直後にはマニュアルの設定はなし。その代わりに2種のディーゼルの両方が9速のオートマティックを組み合わせ、アイドリング・ストップ・システムやブレーキ・エネルギー回生システムが標準となる。

駆動方式はGLC220d、GLC250dともに4マティックとよばれる4WDシステムが標準。左ハンドルの前後駆動配分は45:55となる一方、右ハンドルは33:67となる。

サスペンションはフロントが4リンク式、リアが
5リンク式となり、エコ/コンフォート/スポーツ/スポーツ・プラス/インディビジュアルから選べるダイナミック・セレクト・システムの一環として可変ダンパーを組み合わせる。

サスペンション単体の重量はGLKよりも5kg軽くなっており、オプションでエア・ボディ・コントロールと呼ばれるエア・スプリングをリアにセットすることも可能だ。

エア・スプリングのチャンバーは3段階式。オフロード・エンジニアリング・パッケージと組み合わせることもでき、その場合、スリッパリー/トレイラー/オフロード/インクライン/ロッキング・アシストからなるモードが選べる。

坂道発進補助やアンダーボディ・プロテクションが追加され、車高調整も可能となる。最低地上高はノーマル時の227mmから257mmまで上げることができる。また仮に48km/h以下ならば277mmまで上げることも可能だ。

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