BMW X1 xDrive 25d
公開 : 2015.07.17 23:50 更新 : 2017.05.23 10:25
上記のディメンション変更とプラットフォームの入れ替えにともない、内装の収容力は大幅に向上している。荷室容量も然り。こちらは先代の505ℓから85ℓ拡大されている。
UKLプラットフォームの採用の恩恵はこれだけに及ばず。ボンネットを短くし、ルーフラインを伸ばすことが可能となり、伸びやかなシルエットが実現したのだ。リア・ドアも延長でき、乗り入れもしやすくなった。
■どんな感じ?
2シリーズ・アクティブ・ツアラーか、デビューしたばかりのグラン・ツアラーでいくばくかの時を過ごしたことのある人ならば、内装にはすぐに馴染めるはずだ。モダンかどうかはさておき、きちんと整頓されている。
サーフェスの大部分は柔らかいタッチの素材やプラスティック・パーツで覆われており、全般的なフィッティングや仕上げは良好だがダッシュボード周辺はややチープだと感じる。小物入れのサイズは申し分なく、各所に配されているため不便には感じない。
エルゴノミクスは他ライバルに比べると隅々まで優れている。ドライビング・ポジションは先代より36mm嵩上げされ、おかげで4隅の確認もしやすい。
サイズが大きくなったことを感じやすいのは後席の方だ。BMWいわく後席の膝周りは37mm大きくなったとのこと。分割は40:20:40で行え、座面高は64mm高まっている。調整幅が130mmとなるのも特徴である。
英国における10月のローンチ時には、2.0ℓの4気筒ガソリン・ターボと2.0ℓの4気筒ディーゼル・ターボの2展開となる予定であり、チューンの度合いによって出力の差別化が図られる。技術的なディテールはまだ明かされていないが、ガソリン・エンジンは192psから231ps、ディーゼルは150psから231psとなるようだ。先代からパワー・アップしていることは明確である。なお、組み合わされるトランスミッションは6速MTか8速ATとなる。
将来的には1.5ℓの3気筒ガソリン/ディーゼル・エンジンの追加プランもあるそうだ。6速MTと6速ATとの組み合わせになるようで、価格は最安。いわゆるエントリー・グレードとしての期待が込められている。