フォルクスワーゲン、ロシアにエンジン工場開設
公開 : 2012.08.31 11:24 更新 : 2017.06.01 01:02
ロシアの自動車市場における成長をサポートするために、フォルクスワーゲン・グループは2015年にロシアでエンジン工場を開設する。この工場は、モスクワの西のカルガ地区に2億5000万ユーロ(245億円)を投資して建設される。
この工場では、109bhpの1.6リッター4気筒MPIガソリン・ユニットのEA211が1年に付き150,000台製造される予定だ。また、そのターボ付ユニットも含まれる。
更に、ディーゼル・エンジンを製造する能力もある。
GAZによってオペレーションが行われるカルガ工場で生産されるエンジンは、スコダ・イエティ、オクタビア、ファビア、そしてフォルクスワーゲン・ポロ・サルーン、ティグアンといった現在、ロシアで販売されているモデルに搭載される。
2015年から販売されるモデルの3分の1は、この新しい1.6リッター・エンジンが搭載されることになるだろう。
世界最大の自動車メーカーになることを狙っているフォルクスワーゲンとしては、このロシア市場において、2011年は22台8799台の販売だったが、2018年は50万台を目指してる。
フォルクスワーゲン・ロシアのゼネラル・ディレクター、マーカス・オセゴウィッチは「新しいエンジン生産によってロシアでの輸入税がなくなる。これは製品のコストにも大きく関わることだ」とコメントしている。