ボルボ、クリーンディーゼル・エンジン搭載モデル5車種を発売
2015.07.23
ボルボ・カー・ジャパンは、新世代パワートレインとなるドライブ-Eの2.0ℓ4気筒クリーンディーゼルD4エンジンを搭載したV40、V40クロスカントリー、S60、V60、XC60を発売した。
新開発の2.0ℓ4気筒ターボディーゼルD4エンジンは、最高2500気圧の燃料噴射を実現する最新のi-ARTコモンレール・ダイレクトインジェクション・システムや、2ステージターボチャージャーの採用により、ボルボ史上最高の燃費を実現。最高出力は4気筒ディーゼルとしては最高レベルの190ps、最大トルクは4ℓガソリン・エンジンに匹敵する40.8kg-mを発揮する。組み合わされるトランスミッションは8速オートマティックだ。
スウェーデンのシュブデ工場で生産されるD4エンジンは、ガソリンと同じ工程で製造され、25%の部品を共通化している。ガソリン車に比べCO排出量は約半分で、燃費は20〜30%優れる。D4搭載車はガソリン仕様に比べて約25万円ほど高い価格となるが、自動車取得税および自動車重量税が免税、自動車税75%軽減のエコカー減税対象車となるため、V60 T4 SEとD4 SEでは車両価格差は実質約10万円。
なお、日本におけるボルボのディーゼル・モデル発売は、760ターボディーゼル・セダン以来32年ぶり。
価格はV40が3,490,000円から3,990,000円。V40クロスカントリーが3,640,000円から4,140,000円。S60が4,540,000円から5,290,000円。V60が4,740,000円から5,490,000円。XC60が5,390,000円から6,750,000円。
上述のD4エンジン採用モデルの発表以外にも、V40シリーズおよび60シリーズについて同日一部仕様の変更が発表された。
V40、V40クロスカントリーは、新たにドライブ-E 1.5ℓ4気筒直噴ターボT3エンジンを採用し、9月1日より発売する。出力およびトルクは152ps/25.5kg-mで、JC08モード燃費は16.5 km/ℓ。
また、S60とV60については、従来の1.6ℓ直噴ターボから変更し、新開発ドライブ-E 2.0ℓ直噴ターボT4を採用。190ps/30.6kg-mを発揮し、JC08モード燃費15.2 km/ℓ(S60)を実現している。いずれもトランスミッションは新開発の電子制御6速オートマティック(ロックアップ機構付)が組み合わされる。
加えて、XC60のAWDモデルには、254ps/36.7kg-mを発揮する改良型2.5ℓ直列5気筒ターボエンジンが与えられる。JC08モード燃費は11.0km/ℓ。