ポルシェ911のエンジン・スペックが判明

公開 : 2015.07.23 22:50  更新 : 2017.06.01 02:09

2018年にフル・モデルチェンジが予定されているポルシェ911だが、その前に今年の後半にフェイスリフトを予定している。この写真は、南アフリカのケープタウンでポルシェのエンジニアリング・チームがフェイスリフトする911のテストを行っている風景で、ターボチャージャー付きの新しいフラット6がなによりも特徴だ。

…というニュースを昨日お伝えしたが、そのエンジン・スペックの詳細が明らかになったのでお伝えしよう。

技術的な詳細はまだ明らかになっていないが、911カレラは、これまでの350ps/7400rpmを発揮する3.4ℓナチュラル・アスピレーションから、370ps/6500rpmを発揮する3.0ℓターボ・ユニットに変更される。

一方の911カレラSは、従来の3.8ℓナチュラル・アスピレーションから3.0ℓターボに変更され、それまでの400ps、44.8kg-mから20ps、6.2kg-mアップの420ps、51.0kg-mとなる。

この2つのエンジンともレブ・リミットは7500rpmだ。

911カレラでは、オプションの7速デュアル・クラッチの場合0-100km/h加速は0.5秒速い4.0秒に、マニュアル・ギアボックスでも0.4秒速い4.2秒となる。トップスピードは、911カレラが290km/h、911カレラSが315km/hだ。

更に、ポルシェ・エクスクルーシブ・ディビジョンでは、450psにまでパワー・アップするチューニング・キットも用意する。これは、3.8ℓの911ターボよりも僅かに70psほど小さいだけの数値だ。

公式な発表ではないが、燃費は13.4km/ℓといわれる。これは7速デュアル・クラッチの場合、1.8km/ℓの向上になる。

また、911カレラSには、911ターボ、911GT3で採用されている4WSも設定される。これは、50km/h以下では3°の逆位相を、50km/h以上では3°の同位相を与えるもの。そして、15km/h以上で閉まり、170km/hで再び開くアクティブ・エア・ダクトも採用する。

この他、このフェイスリフトされた911は、初めて油圧リフト・ファンクションを採用する。これは、クリアランスを50mmほど上げるものだ。


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