第2回ノスタルジックカー in ぽんぽこの里

2015.07.19

text & photo:Kazuto Toshishige (利重一人)

 
今年もクルマ趣味人のためのミーティングとして親しまれている「ノスタルジックカー in ぽんぽこの里」の第2回目を、7月19日(日)開催いたしました。折からの台風11号の影響も心配されましたが運良く通り過ぎ、曇り空で時折日差しが見える過ごし易い天気の中で無事に開催することができました。

エントリーした30台の中、やはり目を引くのは日本が誇る世界の名車トヨタ2000GTです。それも素晴らしいコンディションに保たれた前期型が色違いで2台姿を見せ、来場者の注目を集めていました。また今年は4ドアのハコスカGT-Rが参加し、その直系といえるR31スカイラインGTS-Rも参加し、今見ると直線基調のスタイリングとサイドラインが伸びやかで素晴らしいデザインだなと感じます。

また昨年も参加いただいた完璧にレストアされ、新車と変わらないコンディションを保つ最初期型のマツダ・キャロル360 4ドア・デラックス(KPDA)もやってきました。ホワイト・タイヤ、リヤウインドーに付けられたレースのカーテンや.ハンドルカバーなど当時のアクセサリーが組み込まれていて雰囲気も最高です。逆にサビでやれたパブリカ800は、使い込まれたいい味を出していました。その他、ユーノス・ロードスターNAやTE27レビン&トレノ。ホンダNSXシビック。マツダRX-7(FD)が参加しました。

イギリス勢ではMG A1600で参加予定だったオーナーさんですが、当日は台風の接近が予想されたため、アウディR8に変更して参加してくれました。このほか美しいコンディションのロータス・ヨーロッパ・スペシャルとローバー・ミニ30と少々寂しい参加状況でした。

一方でイタリア車は盛況で、アルファ・ロメオジュリア・スーパーやSZ/ES30。最近見なくなったフィアット・リトモ・アバルト125TCが参加してくれました。フランス車では珍しいルノーR12がさりげない姿を披露し、メガーヌRSやアルピーヌ・ルノーA610ターボが参加。シトロエンでは2CVクラブとBX、プジョー106S16が参加しました。

ドイツ勢はナローのポルシェ911S、BMW2002、Z3、987ケイマンが参加してくれました。ポルシェ964もエントリーしていましたが、残念ながらイグニッション・トラブルで来ることが出来ませんでした。

当日は気の早い参加者の皆さんが、9時の受付前よりが集まりだしました。10時より開会宣言をしてイベントが始まります。参加車もそうですが、見学車両もなかなか見ごたえのある車が集まっていました。ポルシェ914アルファ・ロメオ155、初代シルビアなどの段々と台数が少なくなってきていルモデルの姿も見られました。

11時より参加した車両とオーナーさんの紹介を行いました。オーナーならではの経験に基づくうんちくを語っていただきました。その後エンジンを始動していただき、ボンネットを開けてエンジンルームを見せてもらったりとクルマ好きにはたまらない時間になりました。

そして12時になるとお待ちかねのランチ・バーベキューです。皆さんワイワイと談笑しながら、美味しいお肉と地元の食材をたっぷりと味わいました。

午後1時半から地域の特産物(スイカやメロン、椎茸、お米や生きたサザエ!)、そしてミニカーや「おほげつ」提供の生外郎が、皆さんに当たるといった太っ腹なビンゴゲーム大会を行いました。参加された皆さんは読み上げられる番号に一喜一憂しながら歓声と共に景品をゲットし、ご満悦でした。このほか参加者はもとより、来場した見学者にもシュアラスターさんから提供していただいた「Zero Drop」を無料で配布しました。なかなか試す機会がないだけに、皆さん喜んで持って帰られていました。

遠方から参加された方の帰路を考えて、午後2時に閉会式を行って解散となりました。時間のある方は残ってスタッフと共に再度バーベキューを楽しみました。ここでもクルマ談義で大いに盛り上がり、クルマ趣味人の休日は尽きないのでありました。最後になりましたが、場所を提供いただきましたぽんぽこの里様。景品提供していただきましたおほげつ様、シュアラスター様、ありがとうございました。改めて御礼申し上げます。

  • 日本を代表する名車であり、貴重な存在のトヨタ2000GTは、前期型が色違いで2台も参加した。

  • 今も高い人気を誇る日産スカイラインGT-Rは、希少な1969年型の4ドアが九州からエントリー。

  • オープン・スポーツカーを身近な存在にしてくれたユーノス・ロードスターも参加。その姿は今も魅力的だ。

  • 完璧にレストアされた最初期型のマツダ・キャロル360 4ドア・デラックス(KPDA)もやってきた。

  • マツダ・キャロル360にはレースのカーテンなど当時のアクセサリーが組み込まれ雰囲気も忠実に再現。

  • あちこちにサビが発生してやれたパブリカ800は、当時の使い込まれたいい味を出していた。

  • バンパーレスのレーシーな出で立ちのアルファ・ロメオ・ジュリア・スーパーは、地元山口からの参加。

  • シトロエン2CVと並ぶのは希少な存在であるフィアット・リトモ・アバルト125TC。

  • フランス車もバラエティに富んだ顔ぶれが集まった。奇麗なシトロエンBXは大分からはるばるエントリー。

  • 伝説のホットハッチであるプジョー106 S16は、コンペティティブなホイールで雰囲気を盛り上げていた。

  • ハルトゲ・ヴァージョンのBMW2002は、今では貴重な「55」ナンバーが誇らしげだ。

  • ポルシェは各年代の各タイプがエントリーしていたが、モダーン・モデルはケイマンだけだった。

  • 最近あまり見かけなくなったBMW Z3だが、地元から素晴らしいコンディションに保たれた1台が参加。

  • 参加した車両とオーナーさんの紹介を行い、オーナーならではの様々なうんちくを語っていただいた。

  • ボンネットを開けてエンジンルームの説明を行うと、たちまち参加者が集まり興味深く見ていた。

  • 参加者や来場した見学者にも、シュアラスターさんから提供された「Zero Drop」が無料で配布された。

  • ランチはお待ちかねのバーベキューで、参加者は談笑しながら、美味しいお肉と地元の食材を味わった。

  • ランチのあとは地域の特産物、ミニカーや「おほげつ」提供の生外郎が当たるビンゴゲーム大会を行なわれた。

  • 趣味のクルマのイベントだけに見学者駐車場にもポルシェ914やアルファ・ロメオ155などの姿が見られた。

  • 見学者駐車場では、超貴重な初代シルビアを発見。素晴らしいコンディションに保たれているのが喜ばしい。

  • 個性的なお尻が並ぶのが趣味のクルマのイベントの楽しいところだ。会場を回ると新たな発見もあるものだ。

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