ロータス・エヴォーラ400
公開 : 2015.07.24 23:50 更新 : 2017.05.29 19:24
ハードなモデルであるためスプリングとダンパーは硬め。クワイフ製のLSDが組み合わされている。
タイヤはミシュラン製パイロット・スーパースポーツを採用し、235/35 ZR19というフロント・タイヤのサイズは変わらないものの、リアは10mm太くなり285/30 ZR20となる。もちろんトラクション向上が目的だ。
価格は£73,000(1,411万円)。へセルにあるロータスのテスト・コースでは先代のスーパーチャージド・エヴォーラよりも1秒速くなっており、エキシージSと同じくらい速い。それもリラックスしながら……というのがロータスのウリ文句である。
■どんな感じ?
シルの幅が狭くなったおかげで乗り降りがしやすい。高さも低くなっており、ドア・カードも薄くなっている。これまでほど奇妙な姿勢で乗りこむ必要がなくなったのはありがたい。
シートもそれぞれが3kg軽くなっている。シート高は変わっていないとのことだが、何だか座面高が高くなっているようにも感じられる。足はこれまでと同様、前に投げ出す感じである。
エルゴノミクスはこれまでよりは良くなっているがパーフェクトではない。ギア・レバーの高さは最適であり、カチリとした操作感やていねいな仕上げにも好感がもてる。ソリッドではないにしても、スティール・モノコックの延長上にある感覚をもたらす。