BMW 340i
公開 : 2015.07.27 23:50 更新 : 2017.05.23 10:25
2016年にはプラグイン・ハイブリッドも追加される見込み。こちらは330eと呼ばれ、トータルで253psを発揮、CO2排出量はわずか47g/kmになるのだそうだ。
さらにこれらの上に、259psと57.1kg-mを生みだすオートマティックのみの330dというモデルが存在。そしてさらにこの上に、フラッグシップ・モデルたる312psの335dが構えている。335dの0-100km/hタイムは4.8秒。公表される複合サイクル燃費は18.2km/ℓにのぼる。
3.0ℓ 6気筒エンジンを搭載したモデルも継続販売されるため心配することなかれ。こちらは340iと呼ばれ、ツイン・スクロール・ターボを組み合わせる。335iの後継にあたり最高出力は20psアップの327ps、最大トルクは5.1kg-mアップの45.9kg-mとなる。
英国ではSE/スポーツ/ラグジュアリー/Mスポーツと呼ばれる4種のトリム・レベルが引き継がれる。
標準グレードにあたるSEには17インチ・アロイ・ホイール、デュアル・ゾーン・エアコン、DABラジオ、ブルートゥース、マルチ・ファンクション・ステアリング、クルーズ・コントロール、レイン・センサー・ワイパー、ナビが標準装備。
スポーツにはレザー内装、ヒーター付きフロント・シート、クローム仕上げのインテリアが加わる。
ラグジュアリーは18インチ・アロイ・ホイール、無煙炭を使用したウッド・トリム、切り替え可能なアンビエント・ライト、前後パーキング・センサーが加わる。
フラッグシップにあたるMスポーツは、専用の18インチ・アロイ・ホイールを履き、Mスポーツ・サスペンション、よりアグレッシブなボディ・パーツ、Mスポーツ・シート/ステアリング・ホイールが組み合わさる。
まだベールを脱いで間もないゆえ6気筒ユニットを搭載したモデルしかテストできないが、先代の完成度が高かっただけにあらゆる面で傑出していることが期待できる。
■どんな感じ?
際立って魅惑的なエンジンを搭載していると表現するに迷いはないが、4気筒ディーゼルが既に主力になっているだけに、正直なところ肩身は狭い。
英国におけるサスペンションは全般的に引き締めあげられており、ツイン・チューブ・ダンパーが標準となる。可変ダンパーは引きつづきオプション、こちらならば10mm車高が下がる。
車内に乗り込んでまず、インテリアの質感の向上に驚かされる。メルセデスCクラスやレクサスISが引き上げた、同クラスのベンチマークに対抗しうるレベルである。