ルノー・クリオRS 220トロフィー

公開 : 2015.07.27 23:40  更新 : 2017.05.29 19:22

トロフィーであることを親切に知らせてくれるバッジも内外に多く見られ、インテリアはレザー巻きのステアリングを始め、カーボン製トリムも少々といったところ。

退屈なSUV向けのギア・セレクターは基準車と同じ。ルノーはステアリング・コラムにマウントされたパドルの動作域を30%小さくしたというが、不幸なことに動作にキレはなく、どちらかというと噛み終わったガムみたいにベトベトとしている。

ただし走らせてみると思ったよりもいい。たとえばRSボタンを親指で押し込んだときなどは、小気味よく走ってくれる。

エンジンのパワー増強分も体感できるうえ、エア・インテークやエグゾースト・システムの改良も4ポット・ユニットに良き効果をもたらしていることがわかる。

6800rpmまでのレヴ・リミットまでも軽やかに回り、力強さもかなりのものである。他と比べてどうか? アウディS1ミニ・クーパーJCWとはいい勝負になるはずだ。

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