ホンダ・ジャズ1.3 i-VTEC SE
公開 : 2015.07.28 23:40 更新 : 2017.05.29 19:09
3世代目のジャズ(日本名:フィット)は、軽量なシャシー、調整済みのステアリング、内装クオリティの向上、最新のインフォテインメント・システムが身上。
■どんなクルマ?
日本国内では既に販売開始されているジャズ。英国のディーラーにて販売が始まるのは今年の9月である。
ホンダは3代目のジャズのために、新設計の軽量シャシー、新式のサスペンション、クイックなステアリングを用意し、さらに内装の質感を底上げすることに注力したという。最新のインフォテインメント・システムも、ジャズを語るうえで欠かせない要素となっている。
先代のジャズといえば、内装スペースの広さが特長であったが、この現行モデルはさらに拡大している。全長は先代+95mm、ホイールベースは先代+30mm。おかげでリア・パッセンジャーの足元のスペースはより広くなった。
荷室にも好影響をもたらしており、容量は後席を起こした状態で+17ℓの354ℓに及ぶ。
ちょっと驚きなのは、ディーゼルが跋扈する欧州においてガソリン・エンジン1機しか用意してこなかった点だ。鼻先におさまるのは102psを発揮する1.3ℓユニットであり、先代の1.2ℓ/1.4ℓの後継にあたる。
排気量は1.2ℓと1.4ℓのあいだながら、1.2ℓよりも経済面で優れるだけでなく1.4ℓよりもパワフルであることがホンダのアピールしたいところ。6速MTとCVTを選ぶことができ、今回は前者を試してみる。