ホンダHR-V 1.6 i-DTEC EX
公開 : 2015.07.29 23:50 更新 : 2017.05.29 19:09
このクラスで競争していくにはもう少し努力が必要。今回はディーゼルを英国の道で試す。
■どんなクルマ?
ヨーロッパで儲かるマーケットといえばクロスオーバー。HR-Vはこのマーケットでアドバンテージを得るために開発されたモデルだ。
ディメンションは日産ジュークやスコダ・イエティと大体同じ。ただしホンダは1つ上のセグメントのカスタマーを奪取を目論んでおり、要するにホンダが欲しいのは日産キャシュカイ(日本名:デュアリス)やルノー・カジャールのカスタマーである。
少なくとも額面上では優秀そうだ。
たとえば後席を立てた状態の荷室容量は470ℓと、日産の430ℓよりも優っているし、カジャールの472ℓともほとんど差はない。
エンジンは130psの1.5ℓ i-VTECガソリンと120psの1.6ℓ i-DTECターボ・ディーゼル(テスト車)から選択可能。両エンジンともに6速MTが標準となるが、ガソリンに関してはCVTをオプションで選ぶことも可能である。
ホンダいわくディーゼル・モデルの燃料消費率は25.0km/ℓにのぼり、CO2排出量は104g/kmなのだそうだ。