三菱L200 DI-Dウォリアー
公開 : 2015.07.30 23:50 更新 : 2017.05.29 19:26
いかにもやってくれそうな外観を得たうえ、ハンドリングも向上した5世代目。包括的なアップグレードがどのような結論をもたらすかが見どころだ。
■どんなクルマ?
英国では絶大なる人気を誇るL200ピックアップ。今回で5世代目となる。
シリーズ4と呼ばれた先代が発売されたのが2006年。トヨタの有名どころ、ハイラックスを含むどのライバルよりも売れたといわれている。
現行型は、合計で330もの変更が施されたのだそうだ。
外観の変更は見てのとおりだが、内装も遮音材の追加や装備の拡充、シートの改善など変更点は多岐にわたる。シャシーには補強材を追加するだけでなく、高強度鋼を使用することによって、より堅牢にもなっている。
リアのリーフ・スプリングを改良し、フロント・サスもチューンしなおしたのには、乗り心地のみならずハンドリングの改善も目的としたから。
ボンネットの中身も大幅な改良が施されている。ピックアップ・モデルにもエミッションを基準とした税制が導入されることを予想した三菱は、2.4ℓのオール・アルミニウム・ターボ・ディーゼルもよりクリーンなものにした。
可変バルブ・タイミング、可変ジオメトリー・ターボを採用した結果、CO2エミッションは173g/kmまで低減。ライバルにあたる、いすゞD-マックスの192g/kmという数値を大きく割りこむことになった。
燃料消費率は15.2km/ℓと、こちらもD-マックスより1.5km/ℓ優れ、パワー/トルクもシリーズ4をわずかながらに上回っている。