三菱L200 DI-Dウォリアー

公開 : 2015.07.30 23:50  更新 : 2017.05.29 19:26

■どんな感じ?

高い車高に、撒き散らす泥。後輪駆動モードにしておけば、溢れんばかりのトルクゆえ後輪は鮮やかに空転する。楽しいじゃないか!

一般道に乗り出してみれば、ボディ・ロールが小さくなっていることがわかる。これまでよりも明らかに安定している。

ステアリングも正確であり、このサイズのクルマを思ったとおりに向きを変えられるのは、ある種の感慨さえある。

フロント・エンドのグリップもかなりのもの。クラッチ・ペダルもギアのつながりが予想しやすく、加速、制動におけるペダル・フィールも実にいい。

ウェット・コンディションを2輪駆動モードにすると、(必要かどうか置いておいて)思いのままにスライドさせることもできるのもいい。

トルセン・センター・デフをフィーチャーする ‘スーパー・セレクト4WD’ を路上走行モードにすれば前後の駆動配分は40:60となり、アンダーステアを抑えこむ。走り好きをも満足させる点は意外だった。

ドライ・コンディションならば2輪駆動モードを勧める。こちらならば、4輪駆動モードよりもスムーズだと感じる。

乗り心地は典型的なピックアップそのもの。やはりソリッドなシャシーと悪路を考慮にいれたライブ・リア・アクスル/リーフ・スプリングの組みあわせは、上下に跳ねる傾向があるのだ。‘はたらくクルマ’ であることを思い知らされる瞬間である。

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