フォードGT、来年のル・マンに参戦
公開 : 2015.08.04 22:00 更新 : 2017.06.01 02:09
来年のル・マン24時間耐久レースに参戦する予定のフォードGTのテスト風景を収めた公式ビデオがフォードから公開された。
来年、2016年はオリジナルのフォードGTがル・マンで勝利を納めてから50周年という記念の年。1966年のル・マンでフォードGTが1-2-3フィニッシュを納め、その後4年連続してル・マンを制したという記録が残されている。
フォードの3.5ℓツインターボV6のエコブーストを搭載する新しいGTは、フェラーリ458イタリア、ポルシェ911RSR、アストン マーティン・ヴァンテージV8、そしてシボレー・コルベットC7RなどとLM GTEプロ・カテゴリーにおいて全米スポーツカー選手権を戦う準備ができている。既にチップ・ガナシー・レーシングが運営するチームで、2016年の世界耐久選手権と、全米スポーツカー選手権に参戦することが決定しているのだ。それぞれ2台体制となるものの、ドライバーの発表はまだされていない。しかし、ル・マンには4台体制で挑むことは公式に発表となった。
レーシング・モデルのフォードGTは、来年1月のデイトナでそのデビューを果たす。プロジェクトには、フォード、そしてチップ・ガナシー・レーシングの他、ラウシュ・イェーツ・エンジン、カストロール、ミシュラン、フォルザ・モータースポーツ、スパルコ、ブレンボが参加することになっている。
ちなみに、フォードは、2020年までにサブ・ブランドであるフォード・パフォーマンスのモデルとして12台を市場に送り込む予定だ。その中には、フォーカスRS、シェルビーGT350R、F150ラプター、フォーカスST、フィエスタSTなどが含まれる。このイメージ・リーダー的な存在をフォードGTは担わされることになる。