スコダ・スパーブ・エステート1.6 TDI SE
公開 : 2015.08.06 23:20 更新 : 2017.05.29 18:40
6速のマニュアル・ギアボックスはフォルクスワーゲンのプロダクトから期待するそれとほとんど同じ。レバーを倒す際の重みやゲートへの滑りこみには不安感がまったくない。
コーナーに飛び込んでみれば、いくばくかのリーンが看取される。サイズゆえだ。しかしながらグリップ力はかなりのもの。17インチのホイールを標準で履いていることも関係しているのだろう。
ステアリングは軽い。ただし切ったら切ったとおりに向きを変えてくれ、なおかつ速度に依存しないためこちらも不安感は皆無だ。フォード・モンデオほどではないにしても、自信をもって舵を切れる仕立てである。
うねりをともなう路面では、一度浮いたボディが所定の位置に落ち着くまでに思った以上に時間がかかる。たとえばBMW 3シリーズほどどっしりとした印象はないが、かといって不安定というわけではないので安心されたい。
荷室容量はかなり広かった先代よりもさらに85ℓも大きくなっており、シートを倒した状態で1950ℓに及んでいる。シートを立てた状態でも660ℓが確保されており、これはメルセデス・ベンツCクラスをも凌ぐレベルである。