スバル・アウトバック vs セアト・レオンXペリエンス

公開 : 2015.08.07 23:50  更新 : 2017.05.29 19:30

■結論

生活を実直に支えるスバルと、21世紀のユーティリティ・カーらしいセアト。そもそも2台の性格が異なるだけに、ひとつの土俵で結論をだすのは気が引けるが仕方あるまい。

純粋なファミリー・カー、牽引車、オフ・ローダーとして堅実な仕事をしてくれるのはスバル・アウトバックの
方。操舵に対する実際の動きの予想のしやすさ、安心感もアウトバックに分がある。

もし筆者がアウトバックを買うのであればCVTを選ぶだろう。仮に重量物を引っぱる場合にも、トルク伝達のニュアンスが掴みやすいからだ。仮にMTを選ぶと、これがちょっとむずかしい。

対するセアトで気になるのは、ノーマルのエステート・モデルからの進化があまり感じられない点だ。たしかにシート・ポジションが高まってはいるのだが、支払ったお金の分だけよくなっているかと問われると、そうではない。

それに先に記したように、山道での振る舞いがわずかながらに頼りない。Xペリエンスの ‘X’ は小文字の ‘x’ くらいでちょうど良いかもしれない。

実用性をはじめとする、この手のクルマへの要求に応えてくれるのはスバル・アウトバックの方である。

(マット・ソーンダース)

スバル・アウトバック2.0d SE

セアト・レオンXペリエンス2.0TDI SE テクノロジー

価格 £27,995(542万円)
最高速度 192km/h
0-100km/h加速 9.7秒
燃費 17.8km/ℓ
CO2排出量 145g/km
乾燥重量 1622kg
エンジン 水平対向4気筒1998ccターボ・ディーゼル
最高出力 150ps/3600rpm
最大トルク 35.7kg-m/1600-2800rpm
ギアボックス 6速マニュアル
価格 £26,370(511万円)
最高速度 208km/h
0-100km/h加速 8.7秒
燃費 20.9km/ℓ
CO2排出量 129g/km
乾燥重量 1484kg
エンジン 直列4気筒1968ccターボ・ディーゼル
最高出力 150ps/3500rpm
最大トルク 34.7kg-m/1750rpm
ギアボックス 6速マニュアル


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