F-1 第10戦 ベルギー・グランプリ

公開 : 2012.09.03 14:16  更新 : 2017.06.01 01:02

スパ・フランコルシャンで行われたベルギー・グランプリは、マクラーレンのジェイトン・バトンがパーフェクトな勝利を収めた。

スタート直後、ロータスのロマン・グロージャンがマシンを左右に振ったことによって、ルイス・ハミルトンに接触、そして、その巻き添えをフェルナンド・アロンソとセルジオ・ペレスもくらった。また、初めてフロント・ローを獲得した小林可夢偉もこのクラッシュに巻き込まれ、フロント・ノーズにダメージを受けた。

小林はピット・ストップでノーズを交換するものの、若干の空力パーツを失っており、その影響は最後まで彼のパフォーマンスを苦しめた。

際立ったパフォーマンスを見せたのは、チャンピオン、レッドブルのセバスチャン・ベッテルだった。10番手グリッドからスタートしたものの、レースが終わってみれば第2位のポジションを得た。

ヴェッテルとバトンのみがワン・ストップ作戦を成功させたドライバーだった。他のドライバーは、ワンストップを試みるも、レース終盤でタイヤのグリップ低下に悩まされた。

トップ2の後ろで、キミ・ライコネンは3位でレースを終えた。彼は積極的なドライビングを見せたが、KERSにトラブルを抱え、終盤にタイヤのグリップを失ったことによってこのポジションを得るのが精一杯だった。

ニコ・ヒュンケンベルグは、フォース・インディアに4位のポジションを得た。その一方、チーム・メイトのポール・ディ・レスタはKERSのトラブルで10位に甘んじた。

フェラーリのフェリッペ・マッサは5位、レッドブルのマーク・ウェーバーを抑えた。

今回300回目のグランプリとなったミハエル・シューマッハーは、序盤は3位のポジションを走っていたが、最終的にはタイヤのパフォーマンス低下のため7位、トト・ロッソは、ジャン・エリック・ベルニュが8位、ダニエル・リチャルドが9位に入賞した。

1. ジェームスバトン      マクラーレン・メルセデス
2. セバスチャン・ベッテル   レッドブル・ルノー
3. キミ・ライコネン      ロータス・ルノー
4 .ニコ・ヒュルケンベルグ   フォース・インディア・メルセデス
5. フェリッペ・マッサ     フェラーリ
6. マーク・ウェバー      レッドブル・ルノー
7. ミハエル・シューマッハ   メルセデスAMG
8. ジャン・エリック・ベルニュ トロ・ロッソ・フェラーリ
9. ダニエル・リチャルド    トロ・ロッソ・フェラーリ
10.ポール・ディ・レスタ    フォース・インディア・メルセデス

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