レンジローバー・スポーツSDV6オートバイオグラフィー

公開 : 2015.08.10 23:30  更新 : 2017.05.29 19:20

市街地を走らせるかぎり21インチのホイールがわずかながらにバタバタとしている点は否定しないが、荒れた路面のうえでもクラッシュする素振りはない。

もっとも強く踏み込んだ際の制動力はやや物足りないものの、日常域の使用であれば不満に感じる向きも少ないはずだ。

キャビンはいつもながらの豪華さ。テスト車両にはたっぷりとレザーがあしらわれ、アルミニウム製のパネルは車内をキリッと引き締めている。

インフォテイメント・システムは2016年モデルになるにあたってわずかながらのアップデートが施されているが、BMW X5が搭載するiDriveに比べると動作が少しだけのっそりとしている。

8.0インチのタッチスクリーンの解像度は今日びの基準から考えると低すぎる一方、サラウンド・ビュー・モニターの映しだす映像はくっきりとしており、駐車時に車体を俯瞰的に見下ろしたような映像を映しだしてくれる点もありがたい。

リア・バンパーの下に足をかざせば自動でトランクを開けてくれる新型のジェスチャー・テールゲートもMY2016からいよいよ加わった。

■「買い」か?

上記のように先代からの変更点はさほど多くはないが、‘スポーツ’ のモデル名が示すとおり、安定感、アジリティー、そしてオフロード上の能力は依然として高い。

これまでどおり、おすすめするだけの実力がある。

(ジョン・ハウエル)

レンジローバー・スポーツSDV6オートバイオグラフィー・ダイナミック

価格 £77,850(1,500万円)
最高速度 209km/h
0-100km/h加速 6.8秒
燃費 14.3km/ℓ
CO2排出量 185g/km
乾燥重量 2115kg
エンジン V型6気筒2993ccターボ・ディーゼル
最高出力 306ps/4000rpm
最大トルク 71.3kg-m/1500rpm
ギアボックス 8速オートマティック


▶ 海外初試乗 / レンジローバー・スポーツSVR
▶ 海外初試乗 / レンジローバー・スポーツSVR (助手席インプレッション)
▶ 海外初試乗 / レンジローバー・スポーツ・スーパーチャージド
▶ 海外初試乗 / レンジローバー・スポーツSDV8オートバイオグラフィー・ダイナミック

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事