ランドローバー・ディスカバリー・スポーツTD4
公開 : 2015.08.11 23:40 更新 : 2017.05.29 19:17
ようやくランドローバーも新しいインジニウム・エンジンを搭載するに至った。果たして待っていた甲斐があったのだろうか?
■どんなクルマ?
これまでのディスカバリー・スポーツにわがままを言うとしたら、それはエンジン・ベイのなかに収まっているブツに対してだった。
そこでジャガーは2.0ℓの真新しいエンジンを搭載することに決めた。かねてより評価が高かったフォード製のインジニウム・エンジンである。
これによりディスカバリー・スポーツは、ユーロ6コンプライアンスに適合した初めてのランドローバーとなり、数値の面でも飛躍的な成長を遂げた。
出力に応じて150psと181psの2つのラインが用意される。前者は ‘E-ケーパビリティ’ と呼ばれ、CO2排出量はわずか129g/kmまで低減された。7座のシートは選べず、9速オートマティックを搭載しないのが惜しい。
テスト車両は後者。CO2排出量は139g/kmと、前者にくらべてわずかながらに多いが、こちらの方が売れる見込みであるという。