アストン マーティンDB11の最新スクープ
公開 : 2015.08.15 22:40 更新 : 2017.06.01 02:09
アストン マーティンDB9の後継モデル、DB11の最新のテスト風景だ。また、今回、新たにそのインテリアもキャッチすることに成功した。
この写真からは、最近プレミアム・カー・マーケットで採用が相次いでいるデジタル・インストルメント・クラスターがDB11にも使われていることがわかる。最新のアウディTTで見られるように、分割されたインフォテインメント・スクリーンというのは、このクラスでは過去のものとなってきつつあるようだ。
今回撮影されたショットからは、アストン マーティンがメルセデスのコマンド・ソフトウェアの修正されたものを使用するかのテストをしているようにみえる。また、いくつかのスイッチはメルセデスと共有されていることも窺い知ることができた。
2017年に登場が予定されているDB11は、以前、ニュルブルクリンクでテストしている風景がキャッチされている。この時のプロトタイプはツインターボのV12ユニットを搭載していた。
しかし、この新しいDB11は、すべて新しいアルミニウム・プラットフォームが使用されると共に、エンジンにはメルセデス-AMG製のツインターボ4.0ℓV8が搭載されることが確定している。AMGはアストン マーティンのための専用エンジンを供給することはないというが、そのサウンドは、アストン マーティン専用にチューニングされているようだ。
また、エンジンのマネジメントについては専用のもので、エンジン自体の内部的な変更はないが、エグゾースト・システムとターボ・ブースト・プレッシャーについては別設計のようだ。パワーは現行の5.9ℓV12の517psに近い510psほどになる予定。トランスミッションもメルセデス製の9速がセットされる予定だ。
更に、関係筋は劇的に軽量化される結果、パフォーマンスは飛躍的に向上しているという。同時に、その経済性とエミッションについても20%ほど良い数値になるだろうとしている。
この次期DB9については、経営陣はDB9のネーミングを引き継がないかもしれないと語っている。デザイン・ディレクターのマレック・ライヒマンも昨年AUTOCARに「確かにDBシリーズであることは間違いないが、そのDBの後の番号が何になるかは決められていない。」と語っている。もちろん、DB9をそのまま使用する可能性もあるとしているが、ジェームス・ボンドの24作目となる “スペクトラ” に登場するクルマとしてDB10が使われてしまったため、DB10というネーミングではなさそうだ。但し、このDB10のスタイリングは、次期DB9のデザイン・スタディとして見ることが可能だ。