ジャガーXF 3.0 TDV6 S
公開 : 2015.08.17 23:50 更新 : 2017.05.29 18:37
英国内におけるエンジン展開は4種。なかでも45%のシェアが見込まれるのが、181psと43.8kg-mを発揮する2.0ℓ 4気筒ディーゼルである。
同排気量の4気筒ディーゼルのもう1種は163psと38.7kg-mを発揮する。F-タイプと同じ3.0ℓスーパーチャージドV6ガソリンを搭載するモデルがピラミッドの頂点にあたる。
今回われわれが先駆けてテストするのは300psと71.3kg-mを発揮する3.0ℓV6ターボ・ディーゼルを搭載するモデル。XF ‘S’ のみに組み合わされているエンジンだ。
■どんな感じ?
先述のとおり、もっとも売れるのはインジニウム・エンジンを搭載したモデルになることはほぼ確実だが、走りにこだわるオーナーならばV6ターボ・ディーゼルが響くはず。
3.0ℓユニットはレスポンスに優れ、とても低い回転域から力強いトルク供給をおこなってくれる。たったの2000rpmだというのに71.3kg-m(先代の3.0ℓ V6の13.8kg-m増し)を湧出するのだ。
ただしサウンドは、期待するほどスポーティ
ではない。加えて2000rpm前後では、ディーゼル特有の ‘カタカタ’ といった音が伝わってくることも否定しない。