ジャガーXF 2.0 i4D 180 R-スポーツ
公開 : 2015.08.17 23:40 更新 : 2017.05.29 18:37
先代よりグッと軽くなっているところも重要なポイントだ。フォードから供給を受けたほとんどがスチールのゴツゴツしたプラットフォームは過去のものとなり、現行型はアルミ製のモジュラー・アーキテクチャを採用している。XEと同じものだ。
このおかげで、ジャガーいわく最大で190kgもの軽量化に成功。最新の4気筒インジニウム・エンジンを採用することで24kgの軽量化にもつながっている。
ディーゼルは163psと180psの2展開。特に前者の数値は極めて優秀であり、CO2排出量は104g/km、燃料消費率は25.0km/ℓとなる(6速MTの場合)。
この他にもローンチ時には6気筒のディーゼルとガソリンが用意される。前者は300ps、後者は380psを発揮する。しかしこれらはよりパワフルなインジニウム・エンジンに淘汰されることになるだろう。
テスト車が搭載するものがまさにそのエンジンであり、CO2排出量はわずか114g/km。平均燃費は23.3km/ℓに及ぶ(ZF製8速ATの場合)。テスト車はミドル・グレードのR-スペックである。
■どんな感じ?
ジャガーは新型XFの外観を語るうえで ‘成熟’ という言葉をしきりに使いたがる。同じように、内装を ‘やわらかく温かみのある’ という言葉を使いたがる。
これに対して実際のところ、まったく反対するつもりはない。上記のような表現を用いる理由を、そこかしこから感じることができるからだ。