ペブルビーチ・コンクール、レポート&ギャラリー
公開 : 2015.08.18 22:50 更新 : 2017.06.01 02:09
1924年式のイソッタ・フラスキーニ・ティーポ8Aが王者の座を手にしたペブルビーチ・コンクール・デレガンス。会場の写真とレポートをお送りする。
すばらしいコンディションのティーポ8Aを所有したのは歴代わずか4人。数々の有力者を押しのけての最高評価であった。
同会場では、様々なコンセプトカーも公開された。
その1台として注目を集めたのはBMW 3.0 CSLオマージュR。AUTOCARでは先日紹介した3.0 CSLオマージュ・コンセプトを改めなおしたものだ。
今回披露されたのは、BMWモータースポーツのカラーを纏ったもので、ヘルメット・バイザーに位置情報や速度を表示するシステムも同時公開された。
BMWコンセプトM4 GTSも今回の目玉。通常のM4よりもサーキット走行に特化したもので、来年の初頭に販売される予定だ。
ツイン・ターボ加給が施される3.0ℓの直列6気筒エンジンは、革新的なウォーター・インジェクション・システムをフィーチャー。最高出力は466psに及ぶ。
その他にもOLED(有機発光ダイオード)を使用したテール・ライトや可変式のフロント・スプリッター/リア・スポイラー、アップグレード版シャシーが特徴である。
一方、会場でスター的な存在だったのはランボルギーニが公開したアヴェンタドール・スーパーヴェローチェ・ロードスターだ。
生産台数はわずか500台、価格は£350,000(6,789万円)となり、今年初頭にデビューしたスーパーヴェローチェ・クーペよりも約£30,000(582万円)高価である。
クーペと同じく6.5ℓ V12エンジンは750psを生みだす。クーペよりも50kg重いにもかかわらず100km/hまではわずか2.9秒、最高速度は349km/hとなる。
この他にもヒュンダイがビジョンGコンセプトを公開。のちのジェネシス・クーペのデザイン・テーマを打ちだすモデルだ。
2ドア4シーターのこのモデルは “将来的なプレミアム・プロダクトの一連のアイデア” を集約しているとヒュンダイは紹介。既にジェネシスのバッジがついている。
エンジンは米国内に出回るジェネシスが搭載している5.0ℓ V8が搭載されているようだった。
マクラーレンのスペシャル・オペレーション部門は、2台の570Sのビスポーク・モデルを公開。カスタマーの個人的な要求を実現するモデルだ。
今年初旬のグッドウッドでも公開された650Sル・マンも同時にディスプレイされていた。