アストン・マーティンDB9 GT
公開 : 2015.08.19 23:50 更新 : 2017.05.29 18:20
決して最先端というわけではないものの、かなりの時間と手間がかけられていることは間違いない。
特に人の手によって施された完璧なステッチは、見ているだけでもうっとりする。
動力性能はDB9 GTの得意とするところ。
ほかのライバルに比べるといくぶんソフトではあるが、ル・マンへの道のりにはぴったりのセッティングだといえる。
常にフラットでコントロールもしやすい。
ステアリングも2003年当時に比べると大幅に改善さており、ほぼ完璧なレベルに達している。
まずまずのクイックさでありながら直感的でもある。今後のDB11にも期待がもてそうだ。
一方、キャビンそのものは決して広くないため長い距離を走ると少し疲れるかもしれない。DB7よりは、はるかに余裕があるのだが、特に足元が辛い。
内部のパネルもややパーソナル・エリアに踏み込んでくる感じがする。
リアのコンパートメントは小ぢんまりとしているが、子どもが乗るぶんには長い距離でも問題ない。もちろんGTでも、広ければ広いにに越したことはないが。