ランボルギーニ・アヴェンタドール・スーパーヴェローチェ
公開 : 2015.08.20 23:50 更新 : 2017.05.29 19:21
価格は51ps引きあげられただけではなく、車重は50kg軽くなった。結果、出力重量比は492ps/トンに及ぶのである。
またステアリングもよりクイックになり、可変ダンパーや4WDシステムも改められた。もちろん大型のリア・ウイングも十分なダウンフォースを生みだす。
■どんな感じ?
シートに腰を下ろしてみると、目前には上記の進化に相応しいインテリアが広がる。大胆にアルカンターラが張りめぐらされ、惜しむことなくカーボンが奢られる。
SVと書かれたバケット・シートやボトム・フラットなステアリングは見るだけでも興奮する。簡潔なフロア・マットや、ぬるりと輝くカーボンのドア内張り……。これぞ特別なランボルギーニである。
V12を目覚めさせる ‘点火’ ボタンは赤いカバーの下におさまる。押せば、エグゾースト・ノートが鳴り響く。何かが爆発したのではないかと思うほど。エンジンを冷やすためにラジエーターも盛大に唸る。
走り出しは拍子抜けするほどフレンドリーだ。油圧装置はノーズを素早くもちあげる。これならばでこぼこな道が多いサリー州でも、下を擦ることなく移動ができそうだ。