ベントレー・コンティネンタルGTスピード

公開 : 2015.08.27 23:50  更新 : 2017.05.29 19:02

W12が1700rpmから生み出す83.6kg-mというトルクや堂々たるサウンドはこれまでと同じ。

これほどのエンジンを載せているにもかかわらず、あらゆる速度域で驚くほど落ち着いて感じるのもこれまでの感動体験と同じである。そして楽しい。

スポーツ・モードにすると(方法はVWのそれとまったく同じ)、これまでの速さが嘘だったかのようにさらなる加速を見せつけてくれる。

もちろん絶対的なマスゆえハンドリング・リミットには先が見えるが、マスなりに不躾な挙動を封じ込める粘り強いアシもGTスピードの特長である。

可変ダンパーをもっとも硬い設定にしても、脚さばきはあくまでしっとりしている。不快な突き上げはなく、21インチの車輪との相性もすこぶるいいと感じた。

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事