ヒュンダイ・ツーソン・プレミアム2.0 CRDi

公開 : 2015.08.27 23:40  更新 : 2021.03.05 21:39

19インチのホイールを履いたテスト車は、荒れた路面のうえではわずかながらのハーシュネスを伝えたが、これより小さいホイールでは何ら問題がなかった。

一方、ステアリングを通じたフィードバックは不足しがち。正確さと重みに不満はないが、フィールだけは漠然としている。

制動力はまずまず。ペダルを介して足に伝わる感覚にも違和感はない。パーキング・ブレーキはレバーを引きあげる従来のタイプを採用している。

なかには色彩に欠けるエンジンとステアリングに対して幻滅する人もいるかもしれないが、大部分の人は明確な欠点の見当たらないタスカンに満足できるはずだ。

キャビンは心から感動するほどではないが、実用性に関しては概ね良好。シートの座り心地はよく、スペースも広い。小物入れも多い。荷室も大きい。

加えて、装備はかなりの充実ぶりだ。

こちらのプレミアム・グレードならば2ゾーン・エアコン、8.0インチ・ナビ、DAB、クルーズ・コントロール、シート・ヒーター、全方位信号検知、自動エマージェンシー・ブレーキが標準でつく。

£28,000(521万円)の価格にに正当性が見いだせる。

インテリアの唯一の欠点といえば、カチコチで指紋のつきやすいプラスティック・パネルが挙げられる。あらゆるところに使用されているのが惜しい。

なお燃料消費率は公表値で19.2km/ℓ。テストを通してコンピューターがカウントした値は13.5km/ℓ。あまり歓迎できる数字ではない。

しかし62ℓという大きいサイズのタンクのおかげで、837kmを走行することができた。

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