マクラーレンの新モデル

公開 : 2012.09.06 17:31  更新 : 2017.06.01 01:02

マクラーレンは今月行われるパリ・モーターショーで「ショーケース・フューチャー・プラン」とよばれる次モデルのスケッチを公開する。このスケッチで象徴されるモデルは、MP4-12Cに継ぐ第2のモデルと思われる。このモデルは1990年代のF-1にかわるものと推測される。

「エキサイティングな次章は、今月後半のパリからはじまる。ステージは既にセットされており、ストーリーはその翌週からスタートする。」と同社はコメントしている。

この新しいモデルは、ブガッティ・ヴェイロン、ポルシェ918スパイダーフェラーリ・エンツォなどを凌ぐパフォーマンスを持つとされる。われわれが掴んだ情報によれば、このクルマはスペイン、ドイツ、バーレーンでテストされる。価格は100万ポンド(1億2000万円)程度で、500台が生産される計画だ。

エンジンは、当初V8が噂されていたが、V10になりそうだ。このエンジンは、マクラーレンとリカルドによって開発が進められている。

MP4-12Cにも使われている軽量カーボンファイバー・モノコックが採用され、アルミニウムのプッシュロッド・サスペンションが取り付けられる。油圧のアンチロール・コントロール、可変式ダンパー、5ステージのトラクション・コントロール、ブレンボのセラミック・カーボン・ディスク、ブレーキ・ステア、電子制御ブレーキ・フォース・ファンクションなども標準となる。また、サーキットでABSをカットすることも可能だ。

マクラーレンの情報筋は、そのスタイルについてはMP4-12Cより「大きく、アグレッシブで、機能的に見える」としている。そのスタイル・キューは、MP4-12CとF-1からも引き継がれるという。また、エアロダイナミクスも大きな要素となる。

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