キア・スポルテージ2.0 GDi 3
公開 : 2015.09.02 23:50 更新 : 2021.03.05 21:36
一方のオートマティック・トランスミッションによる変速は眠たくなるほど遅い。販売までには改善されるといいのだが。
操舵フィールは先代よりもシャープだ。シャシーの応答にも遅れはなく、たっぷりと荷物を積んでいても足を引っぱることはない。
ヨーロッパ仕様のモデルには可変ステアリング・システムが組み合わされるとのことだが、失敗に終わらないか否かも、今後のチェック・ポイントになりそうだ。
コーナリング・マナーはこれまでのスポルテージの弱点ではあったものの、このモデルはロールが抑制されており、そこそこの速度で攻めこんでも車体は暴れない。
ちょっとだけ足廻りが硬いうえ、ロード・ノイズも目立つのだが、話を聞くかぎり、こちらは改良がすすめばマイナス要因にはならなそうだ。
上記のようにまだまだ欠点は多いものの、同時に今後の開発展開に期待がもてる部分は多かった。簡単に運転でき、なおかつ楽しめる。ワンランク上のスポルテージが登場することになるだろう。