プジョー・フラクタル・コンセプトをフランクフルトで発表

公開 : 2015.09.02 22:40  更新 : 2017.06.01 02:09

プジョーは今月行なわれるフランクフルト・モーターショーでフラクタル・コンセプトを発表し、i-コクピット・インテリア・デザインの第2世代を明らかにする予定だ。

2ドア4シーターのアーバン・クーペと呼ばれるこのコンセプト・モデルは、それぞれのアクスルに170psを発揮するモーターを装着。合計で340psの出力を誇る。

モーターは、全長3810mm、全高1770mmのボディの中央にマウントされるリチウム・イオン・バッテリーによって駆動される。またこのコンセプト・モデルは脱着式のルーフを持つのも特徴。ホイールは19インチで、ボディ・ウエイトは1000kgを切る。

パフォーマンスは、0-100km/h加速が6.8秒であるとプジョーは公称している。

小さなキャビンには、ほとんどのインフォテインメント・システムをコントロールすることができるタッチパッドを装備した小さなステアリング・ホイールが中心となる。また、7.7インチのホログラフィック・ヘッドアップ・ディスプレイと12.3インチのデジタル・インストルメントは、ドライバーによってカスタマイズできるというもの。更に、センターコンソールにある7.7インチのスクリーンでは、ドライブトレインのコントロールをすることができる。

プジョーはこのフラクタルのインテリアの80%が、3Dプリンターを使って作られたものであるとしている。また、その表面素材はれコーティング・スタジオで使用されているものに大きく影響を受けているという。

また、そのサウンド・システムも特徴のひとつ。重低音を届ける “タクテイル” システムが採用されている。

コンセプト・モデルながらフラクタルは車高調整機能を持つ。通常の街中では11cm、そして高速道路では7cmに地上最低高が変化する。

フラクタルには、歩行者とサイクリストに対してデジタル・サウンドをもって注意を促す機能がある。これは、2019年まではすべての電気自動車が歩行者の安全確保のためある種のサウンドを発しなければならないというヨーロッパの法律に対応したものだ。

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