ブガッティ・ビジョン・グラン・ツーリスモ・プロジェクトの写真を公開

公開 : 2015.09.03 22:50  更新 : 2017.06.01 02:09

ブガッティはビジョン・グラン・ツーリスモ・プロジェクトの写真を公開した。このモデルは、2017年に、今までのヴェイロンの後継モデルのプレビュー版で、噂ではケイロン(Chiron)と呼ばれるもの。

ブガッティによれば、この新しいコンセプト・モデルが、ヴェイロン時代の終焉の後、新しいフォームとデザイン言語を示すものになるとしている。ちなみに、ヴェイロンは今年3月のジュネーブ・モーターショーで発表されたラ・フィナーレ・スペシャル・エディションを持って最終モデルとなっている。

この新しいコンセプト・モデルについて、ブガッティのデザイン責任者であるアキム・アンシャイトは、「ブガッティのデザインDNAはその進化において次の段階に発展した。ビジョン・グラン・ツーリスモは、より仰々しくなりそのパフォーマンスを主張するようなデザインとした。これから数年にわたるブガッティの進歩的なデザイン言語を印象的に実証したものだ。」と語った。

そのプロポーションはヴェイロンのイメージを引き継ぐが、より強調されたグリルがフロントに装備され、フロントとリアのバンパーもリデザインされている。また、大きな特徴は、固定化された大きなリア・ウイングだ。

レースから影響を受けたホイールと、すべてデジタル化されたインストルメント・クラスターも装備される。

このケイロンのプロトタイプは、大きなカモフラージュをされた状態でロサンゼルス空港でごく最近見られている。それは、べブルビーチ・コンクール・デレガンスの会場で、ごく限られたVIPたちに公開されたものと思われる。

エンジンは、ヴェイロンに搭載されていた8.0ℓW16エンジンを大幅に改良したもので、1500psの出力を持つ。

ブガッディのボス、ウルフガング・デュルハイマーは、「ブガッティは世界でも類をみないスポーツカー・ブランドであり、その顧客も非常に限られたものだ。と、同時にブガッティは世界中で無数の詳細を得ており、愛されているブランドでもある。ビジョン・グラン・ツーリスモも、それらファンを熱狂させるだけのものだ。極めて少数の人しか実際のクルマを手にすることができないが、このビジョン・グラン・ツーリスモはそれ以外のブガッティを愛してくれる多くのファンのためのプロジェクトでもある。」

ビジョン・グラン・ツーリスモは、28台もの夢の2シーター・スポーツを召喚したクリエイター、山内一典がプロデュースするTVゲーム、グランツーリスモにも登場する予定。数カ月後にはダウンロードして遊ぶことができるようになるはずだ。

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